海事都市尾道市は、海事産業の人材確保・育成、海事産業の持続的発展、海事思想の啓発など地域の特性を活かした『海のまちづくり』を推進しています。

ごあいさつ

平成22年3月作成資料

尾道市長 平谷 祐宏

わたしたちのまち尾道は、古くから海上交通の要衝として栄え、各時代には豪商による神社仏閣の寄進造営が盛んに行われ、また全国的にも珍しい水軍など、海にまつわる様々な歴史遺産や文化が今日まで受け継がれています。

近代では、国内屈指の造船業と造船関連業及び海運業の集積地として、日本の高度経済成長を支え発展してきました。

長い歴史に培われてきた、これら海事産業は地域社会や地元経済にとって欠くことのできない重要な産業です。

これからも「尾道が尾道として輝き続ける都市力づくり」のためには、海事産業が持続的・安定的に発展するとともに歴史・文化・産業に誇りを持てる「海事都市」を築き上げていくことが必要です。

このため、市では地域に集積された海事産業、歴史遺産や文化、特色ある海事関係機関などの地域特性を活かした「海のまちづくり」を推進する こととし、中国運輸局をはじめ海に関わりの深い関係者や地元経済界、教育機関等の皆様方と共に「海事都市尾道推進協議会」を設立しました。

海とともに発展する尾道 表紙

現在、同協議会では、海事産業発展の核となる人づくりや尾道地域の海事産業の持続的発展、次代を担う子どもたちへの海事思想の啓発などに総合的に取り組んでいます。

この「海とともに発展する尾道」は、市民の皆様に「海事都市尾道」の姿についてご紹介をするとともに、尾道を全国へ発信することを目的に作成したものです。多くの方にお読みいただき「海事都市尾道」についてご理解を深めていただきたいと思っております。

最後になりましたが、本冊子の刊行にあたりご協力いただきました関係各位に対しまして、心から感謝を申し上げます。

平成22年3月

尾道市長 平谷 祐宏

海とともに発展する尾道