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感染症情報

ページID:0049314 更新日:2024年4月19日更新 印刷ページ表示

感染症情報

県内に発令中の感染症に関する警報・注意報

警報

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎警報が発令されました。

 広島県感染症発生動向調査による令和5年第47週(11月20日から11月26日)の定点医療機関(70の小児科定点医療機関)からのA群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告患者数が、西部東保健所管内(竹原市、東広島市、大崎上島町)で、国立感染症研究所 感染症疫学センターが示している警報開始基準値(定点当たり8)を上回りました。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の流行は今後さらに拡大する可能性があるため、広島県の感染症発生動向調査 警報・注意報発令要領に基づき、令和5年11月30日に「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎警報」が発令されました。

 ・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎警報を発令しました(広島県ホームページ)<外部リンク>

 咽頭結膜熱警報が発令されました。

 広島県感染症発生動向調査による令和5年第45週(11月6日から11月12日)の定点医療機関(70の小児科定点医療機関)からの咽頭結膜熱の報告患者数が、西部東保健所管内で定点当たり7.33(患者数:44人)となり、国立感染症研究所が示している警報開始基準値(定点当たり3)を上回りました。今後さらに流行が拡大する可能性があるため、広島県の感染症発生動向調査警報・注意報発令要領に基づき、令和5年11月16日に「咽頭結膜熱警報」が発令されました。

 ・咽頭結膜熱警報を発令しました(広島県ホームページ)<外部リンク>

インフルエンザ警報が解除されました。

 広島県感染症発生動向調査による令和6年第15週(4月8日から4月14日)の定点医療機関(110医療機関)からのインフルエンザの報告患者数が、県内すべての保健所管内で、国立感染症研究所が示している警報継続基準値(定点当たり10)を下回りました。インフルエンザの流行は終息に向かっていると考えられるため、広島県の感染症発生動向調査警報・注意報発令要領に基づき、令和5年11月24日に発令した「インフルエンザ警報」は解除されました。

 ・インフルエンザの流行状況(警報が解除されました)広島県ホームページ<外部リンク>

注意報

水痘(みずぼうそう)注意報が解除されました。

 令和6年第7週(2月12日から2月18日)の水痘の定点当たり報告患者数が、県内すべての保健所管内で注意報継続基準値未満となりました。
 このことから県内の水痘の流行は終息に向かっていると考えられるため、令和6年2月15日に発令された水痘注意報が令和6年2月22日に解除されました。

 ・水痘注意報を解除しました(広島県ホームページ)<外部リンク>

新型コロナウイルス感染症について

 ・新型コロナウイルス感染症に関するお知らせ(関連情報まとめ)

麻しん(はしか)について

麻しん(はしか)の感染事例が報告されています!

麻しんとは

 麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症として知られています。
 麻しんウイルスの感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、ヒトからヒトへ感染が伝播し、その感染力は非常に強いと言われています。免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。
 感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者1,000人に1人の割合で脳炎が発症すると言われています。死亡する割合も、先進国であっても1,000人に1人と言われています。

発しん、発熱などの麻しんの症状がある場合

 ワクチンを2回接種したことがない方やこれまで麻しんに罹患したことがない方は、感染するリスクがあります。
 麻しんの疑いがあることをかかりつけ医や医療機関に電話等で伝え、受診の要否等を確認してからその指示に従ってください。麻しんの感染力は非常に強いと言われています。医療機関へ移動される際は、周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用を可能な限り避けてください。

 ・麻しんについて(厚生労働省)<外部リンク>
 ・「麻しん(はしか)」の感染予防について【広島県HP】<外部リンク>

インフルエンザについて

インフルエンザとは

 インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる急性呼吸器感染症です。
 ウイルスに感染すると1~3日間の潜伏期間を経て、発熱(通常38℃以上の高熱)、頭痛、全身の倦怠感、筋肉痛、関節痛などが突然あらわれます。その後、咳や鼻汁などの上気道炎症状が続き、約1週間で治癒しますが、いわゆる「かぜ」に比べて熱も高く、全身に症状があらわれるなど症状が重いのが特徴です。

  • 特に高齢者や慢性疾患の患者は、肺炎などの合併症を併発し、症状が重篤となり、死亡する例もあるため注意が必要です。
  • 小児については、まれにインフルエンザ脳炎・脳症を発症することがあるため、症状の経過をよく観察しておく必要があります。
感染経路

 患者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込むことによる「飛沫(ひまつ)感染」と患者の鼻咽頭分泌物に汚染されたタオルなどの物品を介する「接触感染」があります。

  • 感染者がウイルスをたくさん排出するのは、発症から3日目くらいまでと言われています。
  • 家庭内に患者がいる場合などは、この期間中は特に注意が必要です。
  • 鼻咽頭分泌物などに含まれるウイルスは、空気中では数時間感染力を保つといわれています。
  • インフルエンザの流行は広がりが速く、罹患率も高いため、感染経路をよく理解して予防対策を行いましょう。
 予防、流行拡大防止の注意点
  • 外から帰ったときなど、こまめに流水と石けんで「手洗い」をしましょう。
  • 咳エチケットを守りましょう。
  • 本格的な流行の前に予防接種を受けましょう。
  • 室内は加湿器などを使って、適度な湿度(50%から60%)を保ちましょう。
  • 睡眠をしっかりとり、バランスのとれた食事を心がけ、体力をつけましょう。
  • 人が集まる場所への不必要な外出は避け、出掛けるときはマスクを着用しましょう。
  • 症状などからインフルエンザが疑われる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。特に、基礎疾患(腎臓疾患、心臓疾患、呼吸器疾患など)をお持ちの方や、妊婦、高齢者、乳幼児は合併症を起こしたり、重症化する恐れがありますので注意しましょう。

ダニ媒介感染症について

 令和5年5月8日、県内で今年はじめてマダニ類が感染源となる「日本紅斑熱」を発症した死亡例が発表されました。春から秋にかけて、マダニが媒介する感染症が多く発生する傾向にありますのでご注意ください。

ダニ媒介感染症とは

 ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに咬まれることによって起こる感染症のことです。
 人が野外作業や農作業、レジャー等で、これらのダニの生息場所に立ち入ると、ダニに咬まれることがあります。
 ダニがウイルスや細菌などを保有している場合、咬まれた人が病気を発症することがあります。

マダニやツツガムシに咬まれないための対策

 野外で農作業やレジャーをする場合には、次のことに注意してください。

  • 長袖、長ズボン等を着用して皮膚の露出を避け、すそを入れ込んでダニの付着を防ぐ。
  • 肌が出る部分には防虫スプレーを噴霧する。
  • 直接草むらや地面に座ったり、衣服を置いたりしないようにする。
  • 野外活動から戻ったら衣服にマダニ等がついていないか、体に付いていないかよく確認し、入浴やシャワーで洗い流す。
  • 着用していた衣類は、すぐに洗濯するなど長時間放置しない。
マダニに咬まれた場合の対応
  • 吸血中のマダニを見つけたときは、無理に引き抜こうとせず医療機関(皮膚科等)で処置をしてもらう。(マダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまったりする恐れがあります。)
  • マダニに咬まれたときは、2週間程度は体調の変化に注意し、発熱などの症状が認められた場合は、すぐに医療機関(内科・皮膚科等)で診察を受けてください。
    ※受診の際は、「マダニ等に咬まれたこと」「場所・時間」「発症前の行動」などを医師に伝えてください。

 詳しくは下記外部リンク及びリーフレットをご確認ください。
 ・マダニ類が媒介する感染症【広島県HP】<外部リンク>
 ・ダニ媒介感染症【厚労省HP】<外部リンク>
 ・ダニ注意【広島県感染症・疾病管理センター資料】)
 ・「ダニ」にご注意ください【厚労省リーフレット】

蚊媒介感染症について

 蚊媒介感染症とは、病原体を保有する蚊に刺されることによって起こる感染症のことです。
 主な蚊媒介感染症には、ウイルス疾患であるデング熱、チクングニア熱、ジカウイルス感染症、日本脳炎、ウエストナイル熱、黄熱、原虫疾患であるマラリアなどがあります。これらの感染症は主に熱帯、亜熱帯地域で流行しています。
 日本においては日本脳炎以外の蚊媒介感染症は海外からの輸入感染症としてみられていますが、デング熱に関しては2014年に国内感染例が報告されました。 

 詳しくは下記外部リンクをご確認ください。
 ・蚊媒介感染症【厚労省HP】<外部リンク>
 ・蚊媒介感染症【広島県HP】<外部リンク>

ノロウイルスについて

ノロウイルスによる食中毒・感染症を予防しましょう。

 ノロウイルス等による感染性胃腸炎は年間通して発生していますが、特に冬季に多く発生します。また、ロタウイルスによるものは、1月から4月にかけて主に流行します。これらのウイルスは感染力が非常に強いため、家庭や施設等で患者が発生すると集団発生を引き起こすことがあります。
 ノロウイルス等による感染性胃腸炎の集団感染を防ぐために、日頃からの手洗いの徹底や、適切なふん便・吐物の処理など、家庭内及び施設内での感染症予防に努めましょう。

ノロウイルス感染症の特徴

患者のふん便やおう吐には、非常に大量のノロウイルス(1グラムあたり100万個以上)が含まれており、適切な処理を行わないと、感染力の強さから「二次感染が起こりやすい」といった特徴があります。

  1. 100個以下という非常に少ないウイルス量でも感染する「感染力がとても強いウイルス」で、あらゆる年齢層の方に感染します。
  2. 消毒剤への抵抗性が強く、消毒用アルコールは効果が弱いとされていますが、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の消毒剤や家庭用塩素系漂白剤)であれば、十分な消毒ができるとされています。(家庭用塩素系漂白剤が使用できない汚れた衣類等の消毒は、熱湯により消毒(85度以上で1分以上)します。)
症状
  • ノロウイルスが体の中に入ってから発症するまでの期間(潜伏期間)は、平均で24~48時間です。
  • 主な症状は、下痢、吐き気、おう吐、腹痛、発熱などで通常1~3日程度で回復しますが、ウイルスは、感染後1週間、長いときは1か月程度の期間、ふん便中に排出されますので、既感染者の衛生管理には注意が必要です。
  • こどもや高齢者では重症化や、おう吐物が誤って気管に入り誤嚥性肺炎を起こしたり、気道に詰まって窒息することがありますので注意が必要です。
感染経路

主な感染経路は経口感染で、「人から人へ」感染する場合と、「食べ物から」感染する場合などがあります。

 原因としては、

  1. ノロウイルスが大量に含まれる患者のふん便やおう吐物から人の手などを介して二次感染した場合(トイレ、お風呂、ドアノブ、共用タオルなどを介して)
  2. 家庭や集団生活施設など人同士の接触する機会が多いところで飛沫感染等により、直接、人から人へ感染した場合(適切に処理されず床等に残ったノロウイルスを含むふん便・おう吐物等が乾燥する・ノロウイルスを含むおう吐物のしぶきが舞い上がるなどして、ウイルスが口から入るなど)
  3. ノロウイルスに汚染されたカキ、ハマグリなどの二枚貝を生で食べたり、十分に加熱しないで食べた場合
  4. ノロウイルスが付着した食品等により、調理器具、ふきん、タオル、水などを汚染したり、それらを介するなどして、加熱しないで食べる食品や加熱調理した食品を汚染した場合
  5. 食品を取り扱う方が感染し、その方を介して汚染した食品を食べた場合
  6. ノロウイルスに汚染された井戸水などを、不十分な消毒で摂取した場合 などがあります。
感染予防・食中毒予防のポイント
  • 調理の前、食事の前、トイレの後は手洗い・消毒を徹底しましょう。
  • まな板・包丁・ふきんなどはよく洗浄し、熱湯や次亜塩素酸ナトリウムで消毒しましょう。
  • 食品を加熱調理する場合は、十分に加熱しましょう。(中心部85℃1分以上)
  • 水道水以外の水道水は、煮沸して飲用しましょう。
  • 二枚貝や生鮮食品を生食する場合は、食品の生食用の表示(生食用・刺身用など)を確認しましょう。
  • 下痢・おう吐などの症状があるときには調理に従事しましょう。

〔感染者が発生したときの対応〕

  • 嘔吐物や便を処理する時は,直接素手で触らず,使い捨て手袋,マスク,エプロンを着用しましょう。
  • 汚染箇所や直接手を触れる場所(手すり,ドアノブ,蛇口など)を次亜塩素酸ナトリウムで消毒しましょう。
  • 下痢のある時は,シャワーだけにするか,入浴する順番を最後にし,お尻は石けんをつけて丁寧に洗いましょう。

 詳しくは下記外部リンク及びリーフレットをご確認ください。
 ・ノロウイルス食中毒予防期間について(広島県ホームページ)<外部リンク>
 ・ノロウイルスによる集団感染について(広島県ホームページ)<外部リンク>
 ・ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省ホームページ)<外部リンク>
 ・感染性胃腸炎予防について [PDFファイル/240KB]

風しん

 風しんは、風しんウイルスによって引き起こされる急性の風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症で発熱、発疹、リンパ節の腫れが出る病気です。
 詳しくは下記外部リンク及びリーフレットをご確認ください。
 ・風しんについて(厚生労働省HP)<外部リンク>
 ・風しん抗体検査・予防接種費用の助成(尾道市HP)
 ・風疹急増に関する緊急情報(国立感染症研究所HP<外部リンク>

エムポックス(サル痘)について

※令和5年5月26日に「サル痘」から「エムポックス」に感染症法上の名称が変更されました。

 2022年5月以降、従前のエムポックス流行国への海外渡航歴のないエムポックス患者が世界各地で報告されていますが、2023年3月時点では全体の症例の報告数は減少傾向にあります。
 国内では、2022年7月に1例目の患者が確認され、その後散発的に発生が報告されていましたが、2023年に入り患者の報告数が増加しています。

 ・エムポックス(サル痘)とは(広島県感染症・疾病管理センター)<外部リンク>
 ・エムポックス(サル痘)について【厚労省HP】<外部リンク>

HIV/梅毒について

梅毒(ばいどく)が拡大しています。
 男性20代~50代、女性は20代が突出して増えています。
 2019年から2020年に一旦減少したものの、2021年以降大きく増加しています。2022年には10月下旬の時点で、全国で10,000例を超える報告があり、注意が必要です。​

 ・エイズ関連情報【広島県感染症・疾病管理センター(ひろしまCdc)】<外部リンク>
 ・性感染症【厚生労働省】<外部リンク>
 ・いま、梅毒が急拡大していることをご存じですか? [PDFファイル/936KB]

海外渡航時の感染症予防について

 海外では日本ではほとんど発生していない、または、まったく発生していない感染症が流行している場合があります。
 海外渡航を予定されている方は、事前に渡航先の感染症に関する情報を収集し、早めに必要な準備を行うことをお勧めします。
 詳しくは下記外部リンク及びリーフレットをご確認ください。

 ・海外へ渡航される皆さんへ(厚労省ホームページ)<外部リンク>
 ・海外での感染症予防のポイント(厚労省ホームページ Forth)<外部リンク>

感染症に関連した偏見や差別をなくしましょう​

 ・感染症に関連した偏見や差別をなくしましょう(法務省ホームページ)<外部リンク>

Adobe Reader<外部リンク>

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