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大規模盛土造成地マップの公表について
宅地耐震化の推進
阪神・淡路大震災や東日本大震災等において、谷や沢を埋めた造成宅地または傾斜地盤上に腹付けした大規模な造成宅地において、盛土と地山との境界面や盛土内部を滑り面とする盛土の地滑り的変動(滑動崩落)が生じ、造成宅地における崖崩れまたは土砂の流出による被害が発生しました。
こうした被害を防止・軽減するため、既存の造成宅地について大規模盛土造成地の有無とそれらの安全性の確認(変動予測調査)を進める必要があります。
尾道市では、令和元年度において大規模盛土造成地の有無を把握するための調査を実施し、その結果として大規模盛土造成地マップを作成しています。
大規模盛土造成地とは
次のいずれかの要件を満たす造成地を「大規模盛土造成地」といいます。
出典:国土交通省
大規模盛土造成地マップ
大規模盛土造成地マップとは、宅地の造成前と造成後の地形図などを重ね合わせ、その標高差から抽出した大規模盛土造成地の概ねの位置とその範囲を示した図面です。
大規模盛土造成地マップは、市民のみなさまに宅地の状況や周辺の擁壁、斜面に目を配り、安全点検に努めることにより、防災意識を向上していただくことを目的としています。
マップに示された箇所が、地震時に必ずしも危険というわけではありません。
○谷埋め型大規模盛土造成地 58箇所
○腹付け型大規模盛土造成地 2箇所
○関連リンク
広島県HP 大規模盛土造成地マップの公表について<外部リンク>
国土交通省HP 大規模盛土造成地の滑動崩落対策について<外部リンク>
国土交通省HP わが家の宅地安全マニュアル<外部リンク>