議会運営委員会行政視察報告(平成24年度)
平成24年7月4日(水)~5日(木曜日)に視察を実施しました。
議会運営委員会(山戸重治委員長)では、富士市議会と横須賀市議会を訪れ、特色ある議会運営について視察しました。
富士市議会では、一般・特別会計決算特別委員会、企業会計決算特別委員会において事業評価を行い、実際に予算編成に反映する取組みは特筆すべきものでありました。
富士市議会議長の「行政による事業評価は効率的な行政運営や経費節減が主目的、議会の評価は市民視点で行うことに意義がある」という言葉には目が覚める思いがしました。
議会による事業評価はすぐには取り組めませんが、富士市議会のコンセンサスを得るための調整作業を参考に、議員同士で議論して提言や意見をまとめる仕組みづくりができればと思います。
横須賀市議会では、予算決算常任委員会を設置して予算決算審査を実施しています。
予算決算常任委員会(全体会)が、通年、予算関連議案を一体のものとして審議を進め、他の常任委員会は分科会として予算関連議案の所管事項のみ審議を行っています。
また、全体会及び分科会の連携を図る目的で理事会を組織し、会長を予算決算常任委員長、副会長を予算決算常任委員会副委員長が兼ねるため、実際に機能する有効な組織になっています。
平成18年の地方自治法改正により常任委員会の複数所属が可能になったこと、毎年度設置が求められるのであれば常任委員会化の検討も必要と思われますが、現在の予算決算特別委員会による審査のメリット、デメリットを検討しての総合的な判断が求められます。