産業建設委員会行政視察報告(平成24年度)
平成24年10月23日(火曜日)~24日(水曜日)に視察を実施しました。
産業建設委員会(巻幡伸一委員長)では、神奈川県厚木市の「シティセールス事業」、東京都台東区の「新観光ビジョンについて」視察を行いました。
厚木市は、都市間競争が激化する中で、地域の個性や魅力を活かした都市イメージを内外へ積極的に情報発信していくため、平成20年度から、シティセールス推進課を設けて、市内外へのPRを行っています。
厚木食ブランド認定制度の創設と活用。これは市内の食に対するコンテスト等で入賞した食品を厚木ブランドとして認定し、内外に宣伝するというものや、昨今注目を集めるようになっているゆるキャラ、“あゆコロちゃん”を観光大使として任命したり、平成22年には、B-1グランプリinあつぎなどイベントを開催し、市の魅力や情報を発信しているというものです。
台東区では、新観光ビジョンについて視察しました。
上野公園や浅草がある台東区は、史跡、芸術、芸能など豊富な文化資源や多彩な行事などがある国際観光都市です。86ある観光事業に対して7つの戦略プロジェクトに分けて取り組んでいます。
来訪目的が「まちあるき」が大きな割合を占めているため、今後さらに回遊性を高めた観光コースづくりの開発などや、首都圏からのリピーター率が高いことから、個々のニーズに応じた程よいおもてなしの提供、多言語表記のインフォメーションボードや外国語ツアーガイドなど外国人観光客受け入れ体制の充実、大江戸清掃隊(区に登録された団体・個人)による街の美化運動への支援、東京スカイツリーからの回遊性向上、伝統工芸の伝承など専門的な人材の育成、確保にも努め、下町の賑わいを活かした観光施策を展開しており、年間観光客数5,000万人を目標にしているということです。