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総務委員会行政視察報告(平成25年度)

印刷用ページを表示する掲載日:2017年2月6日更新

訪問都市:静岡県静岡市訪問都市:山梨県甲府市

平成25年10月30日(水曜日)~31日(木曜日)に視察を実施しました。

  総務委員会(村上弘二委員長)では、静岡市の「地域防災の取り組み」、甲府市の「新庁舎建設」について視察を行いました。

 静岡市は、地震がいつおきてもおかしくない状況から、市も市民も防災に対する危機意識が高く、自主防災組織率は100%、夜間、照明を消して行う訓練、中高生を活用した訓練など活動も活発です。防災倉庫は公園や学校等に205棟設置し、災害時の応急対策に必要な資機材を収納、備蓄食料は、小中学校等の空き教室などを利用し、市内142カ所へ分散備蓄されています。地域によっては、防災倉庫建設にあたっての補助金を活用しています。

 また、阪神淡路大震災の時にバイクが有効な交通手段だったことから、オフロードバイク隊を市職員で結成され、災害時の情報収集にあたられています。出前講座など市民への啓発活動、情報伝達手段や防災施設の整備などさまざまな取り組みから防災体制を確立されています。

 甲府市では、新庁舎の建設について伺いました。甲府市の庁舎は、昭和36年に本庁舎1号館を建設して以来、46年間を経過し、分散化・狭隘化、耐震性への不安、防災・災害復興拠点としての機能不足、情報化への対応の限界など、さまざまな問題を抱えており、その解決のため、平成19年から新庁舎建設事業に着手し、平成25年3月に新庁舎完成、5月から業務を開始されています。この間、市民アンケートや説明会など市民の意見を聞く機会をさまざまな時期に設け、市議会も特別委員会を設置し、29回の開催で、議論、検討が行われました。

 新庁舎は、太陽光・地熱・雨水利用、自然採光、市有材使用など自然エネルギーや省エネなど環境配慮型の施設であり、1階フロアは特別に広くして、災害時の待機場所や市民のコミュニティー・イベント等に活用できるよう工夫されています。庁舎建設基金や補助金、合併特例債を活用して建てられています。