ここ数年間、「基礎・基本」定着状況調査の児童生徒質問紙において、小学生では約10%の児童、中学生では約20%の生徒が、1ヶ月に1冊も本を読まないという実態があります。
本計画では、「たくさん読む、」「よりよく読む」子どもの育成をめざし、それらを支える「環境の整備」を進めるため、12の項目について目標と具体的方策を示しています。
尾道市においては、尾道つくしプラン、尾道教育さくらプランに基づき、「乳幼児期からのことばの教育」の推進に努めています。
乳幼児においては、親子の触れ合いを深め、豊かな情操をはぐくむことを目的とした、「ブックスタート」「ブック・スタートプラス」「ブック・ステップアップ」を実施しています。また、小学校・中学校においては、地域、学校、家庭が一体となって学校図書館の蔵書のデータベース化や環境整備を通して特色ある学校図書館教育をすすめることを目的とした「尾道学校図書館活性化プロジェクト」を推進し、一定の成果が見られます。
読書を通して、子どもの知を育み、心を豊かにし、ものの見方が広がっていくよう、関係機関や団体等と連携・協力し、積極的に取り組みを進めます。