海事都市尾道市は、海事産業の人材確保・育成、海事産業の持続的発展、海事思想の啓発など地域の特性を活かした『海のまちづくり』を推進しています。

平成23年度事業の実施状況
1.23年度協議会事業

(1)海の学校講座

主に青少年を対象にマリンスポーツ体験事業等を展開し、海への関心を喚起する。

実施報告

実施主体:
財団法人尾道海技学院
実施日:
平成23年7月17日(日)
参加者:
206人(市内の親子・社会人)
講座参加内訳:
クルージング84人、カヌー107人、海の工作102人、水上バイク355人、バナナボート263人。(体験延人数 約911人)
    

「海の学校講座」に206人の参加・協力を得て、事故なく終了。

(2)海事系学習プログラムの実施

小中学生等の青少年を対象に、船舶・海洋への関心の喚起を図るとともに健全な青少年の育成に資することを目的として、船舶・海洋に関する様々な学習教室や造船等の体験講座を、受講者層の理解度に合わせた内容で行う「体験型学習プログラム」を実施する。実施に当たっては、進水式見学会や体験航海などを含めた形とするよう配慮する。

実施報告【海の理科教室(ボートふしぎ発見)】

船は、なぜ浮くか、船の形でなぜスピードが変わるのか等について、水槽や模型を使用してわかりやすく説明し、船に対する感心を高めることが出来ました。船員の仕事紹介も行い、子どもはもとより保護者からも「分かりやすかった」と評判が良く、楽しい教室ができました。

実施日:
第1回 平成23年7月23日(土) 土生小学校
第2回 平成23年7月24日(日) 高見小学校 
参加者:
小学生高学年等101人(小学生72人、保護者29人)
   

実施報告【夏休み自由課題サポートクルーズ】

若年層への海への関心の醸成や、一般市民における海事都市としての意識の向上などを図るため、尾道市在住の親子を招待してボートで向島、因島等周辺を巡るクルージングを実施しました。尾道市の産業や歴史・文化を海から楽しく学習しながら、海の魅力を実感してもらい、また、小学生の夏休みの自由課題をサポート出来るような内容として実施しました。

実施日:
平成23年8月4日(木) 
参加者:
小学生(4年〜6年生)親子(44人)
コース:
尾道港〜新尾道大橋〜松永湾〜因島大橋下〜因島〜土生〜生口橋下〜多々羅大橋下〜瀬戸田歴史民俗資料館〜須波沖〜尾道港
   

実施報告【海事体験・学習講座(造船コース)】

尾道市内の中学生を対象とし、尾道市の主要産業である造船業等(船員含む)への理解を深めるとともに海の大切さを知ることを目的として実施しました。因島技術センター及び近隣の造船所等において、船ができるまでについての講座学習や造船現場、技術や安全研修施設の見学、溶接体験等を実施した。

実施日:
平成23年8月6日(土) 
参加者:
中学生親子(中学生5人、保護者5人)
会 場:
因島技術センター
   

実施報告【船の科学教室(海事学習プロペラ編)】

船舶には、安全な航海に不可欠な様々な装備品が搭載されており、それら装備品は高い技術力に支えられています。
船舶の推進に不可欠な設備(製品)の一つであるプロペラに着目し、その役割や製造方法などを学ぶことによりプロペラの形状等と船舶の運動性能との関係や、製造方法(鋳造等)についての技術等を学び、プロペラ製造工場見学を実施しました。これらを通じて学校での学習と実生活との関連を学びながら、ものづくりの楽しさや船舶への理解を深め、海事産業に対する興味・関心の喚起を図り、海事産業の次世代を担う人材の確保(船員含む)に資することを目的に実施しました。

実施日:
平成23年8月9日(火) 
参加者:
中学生18人
会 場:
ナカシマプロペラ竃{社工場(岡山市)
   

(3)しまなみ歴史・文化講座・洋上セミナー

しまなみの歴史、文化を紹介する教養講座を、フェリーでしまなみを巡りながら、洋上セミナーとして実施する。

実施報告

実施日:
平成23年8月20日(土)
参加者:
小学生35人、中学生14人、保護者30人 合計78人
コース:
尾道駅前桟橋〜金山港〜赤崎港〜大島(友浦港)〜村上水軍博物館〜潮流体験〜能島上陸(能島城見学)〜大島(友浦港)〜赤崎港〜金山港〜尾道駅前桟橋
 ※船上では、海や船に関する講座を行いました。
   

(4)尾道市造船産業振興ビジョンの作成

尾道市の重要産業の一つである造船業について、今後の持続的発展を図るため、平成20年度事業で実施した「瀬戸内海地域における造船・舶用工業の持続的発展のための方策調査」の報告書を踏まえ、国際競争力強化の取り組みや、造船文化の地域づくりを含めた総合的な振興プランを作成する。

実施報告

名 称:
尾道市造船産業振興ビジョン
目 的:
尾道市の基幹産業である造船業及び舶用工業の競争力を将来にわたり確保し、本市の経済発展を継続的に支える産業として維持・発展させることを目的とし、尾道市造船産業振興ビジョンを策定する。
委員会名:
尾道市造船産業振興ビジョン検討委員会

(5)海事都市尾道企画展

海事思想の啓発のため、尾道商業会議所記念館において海事都市尾道に関する企画展を開催する。

実施報告

【尾道商業会議所記念館特別展示】
  海フェスタおのみち開催記念海事都市尾道企画展

企画展名:
海と暮らす尾道の人々…(渡船の今昔) 
展示期間:
平成24年4月20日(金)〜8月8日(水) 
概要:
海とともに発展してきた尾道に象徴される、市民の生活航路である渡船に焦点をしぼり、既に廃航となった渡船も含めて紹介します。
なお、市内の渡船は、市内の造船所で建造されたフェリーを運航しているところが多く、フェリーができるまでの工程もパネル展示し、海事都市尾道をPRする。その他、フェリーに取り付けされている物品や、ペーパークラフトなどの展示を行います。
併せて、展示会場において、フェリーの操縦席からの映像を流し、船長から見える視野を紹介します。
   

 ※平成23年度協議会事業で企画立案、展示物の作成を行い、平成24年度に展示を行います。

(6)海事都市尾道PR用渡船のペーパークラフト作製

海フェスタ開催を機に、海事都市尾道を広くPRするため、渡船のペーパークラフトを作製する。

実施報告

事業内容:
海フェスタ開催記念贈呈用の海事都市尾道PRグッズ渡船のペーパークラフトを作製し、平成24年度の海事都市尾道推進事業の参加者に配布します。
作製数:
1,000部
   

海事都市尾道推進協議会