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光化学オキシダント夏期特別対策の実施について
光化学スモッグの概念図
広島県では、毎年夏に多く発生する光化学オキシダントを減少させるため、「光化学オキシダント夏期特別対策」を実施します。
光化学オキシダントとは
工場の煙や自動車の排気ガスなど、大気中に排出された窒素酸化物や炭化水素などが、太陽光中の紫外線によって光化学反応をおこし、酸化性物質や還元性物質が生成されます。
これらの物質が霧状に滞留した状態を光化学スモッグと呼びます。
その内、二酸化窒素を除く酸化性物質を光化学オキシダントと呼び、光化学スモッグの指標としています。
広島県の取組み
光化学オキシダントの原因物質の排出を減少させ、健康被害等の発生及び環境汚染の進行を未然に防止するため、「広島県光化学オキシダント夏期特別対策実施要領」に基づき、6月1日から8月31日までの期間特別対策を実施します。
主な対策
- 主要ばい煙発生施設に対して、窒素酸化物について10%以上の削減の協力を求める。
- 不必要な自動車の運転を控える。
- 自動車の急発進、急加速、から吹かしはしない。
- 自動車から離れるときや、車内で人を待つときなど駐停車中には、こまめにエンジンを切り、不必要なアイドリングをやめる。
などです。
光化学オキシダントの被害
目やのどが痛くなったり、息苦しくなったりすることがあります。このような症状があるときは、洗顔やうがいをしましょう。
光化学オキシダント情報などが発令されているときは、呼吸器系の病気の人などは、できるだけ外出しないようにしましょう。
被害が出たら、次のいずれかに連絡してください。
- 広島県東部厚生環境事務所環境管理課 電話:0848-25-4634
- 広島県環境保全課 電話:082-513-2921
- 尾道市環境政策課 電話:0848-38-9434
注意報などの発令
光化学オキシダント濃度が、0.10ppm以上となった場合に情報を発令し、0.12ppm以上となった場合に注意報を発令し、さらに、0.40ppm以上となった場合には警報を発令します。広島県では、警報は今まで一度も発令されたことがありません。
平成27度から、「光化学オキシダント注意報」の発令等をお知らせするメール配信サービスが開始されましたので、ご利用ください。
地区名 | 対象区域 | 測定局 |
---|---|---|
尾道地区 | 松永地区以外の尾道市 | 尾道東高等学校 |
松永地区 | 高須町、西藤町、東尾道、 長者原、浦崎町、百島町 |
松永小学校 |