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「尾道市男女共同参画講演会」を開催しました。
アナウンサーパパの子育て奮闘記~がんになって家族と向き合う~
2月11日(土曜日)、因島市民会館において、フリーアナウンサーの笠井信輔さんをお迎えし、講演会を開催しました。
今回の講演では、アナウンサー時代の苦労話や共働きでの子育てのお話、フジテレビ退社後に判明した「悪性リンパ腫」との闘病生活についてお話しいただきました。
夫婦共働きで3人の子育てをされてきた笠井さんは、当時担当していたワイドショーの生放送を休み、出産に立ち会ったそうです。当時の睡眠時間は平均3~4時間で、息子さんの学生服を間違って着て出勤したこともあると、ユーモアを交え楽しくお話しいただきました。
また、自身の闘病生活のお話では、ステージ4のがんが判明した時「妻は一度も泣くことはなかった。それどころか背中を押してくれてありがたかった」という笠井さんの感謝の言葉が印象的でした。がんになって悪いことばかりではなく、コロナ禍で病室での孤独を救ってくれたのがインターネットだったといいます。家族や友人が見舞いに来られなくてもインターネットで繋がることができ、4か月半の入院、抗がん剤治療を経て「完全寛解」となり、仕事復帰することができました。
「第2の人生やりたいことをしようと前向きに・・」と、笠井さんからパワーをいただく講演会となりました。
来場者からは、「今後の子育ての参考にしたい」「生きるためのプラス思考は重要なことだと感じた」「がん治療への理解が深まった」「前向きに生きる勇気が出た」などの感想が寄せられました。