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2024はーとふる講座(第1回)を開催しました
「語り継ぐこと」の大切さ
2024はーとふる講座(第1回)を、7月27日(土曜日)13時30分から瀬戸田市民会館で開催しました。
講師の細川洋(ほそかわよう)さんは、秀明大学客員教授として教員養成に関わりつつ、2023年度広島平和文化センター家族伝承者1期生としてデビューし、父の被爆体験を語り継ぐ活動をしています。
講演では、「私の父のこと、叔母のこと」と題して、昨年亡くなった父の被爆体験、13歳で被爆死した叔母のことについてお話しいただきました。中でも、「なぜ広島に原爆が落とされたのか」など、当時の社会情勢や原爆被害の実相を聞き、改めて戦争の悲惨さを知ることができました。また、被爆者・戦争体験者の高齢化が進み、被爆・戦争体験を聞く機会が減少する中、家族の被爆体験を伝承者として次世代へ「語り継ぐ」役割の意味や必要性を学ぶことができました。
受講者からは、「戦争の悲惨さがよくわかるお話しでした」「なぜ広島に原爆が落とされたのかを聞いて、8月6日が月曜日でなかったら、その日が晴れでなかったらと、思わずにはいられません」などのご意見が寄せられ、約14万人が亡くなった原爆の悲惨さを改めて感じました。