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2025はーとふる講座(第2回)を開催しました!
こどもにやさしいまちは、すべての人にやさしいまち、こどものためにからこどもと共にへ、こどもの声を聴いて~
講師に社会教育士の栗栖真理さんをお招きし、「こどもにやさしいまちからすべての人にやさしいまちへ」と題して、講演会を開催しました。
栗栖さんは2002年、夫のふるさとである浜田市への定住を機に地域の居場所づくりを模索し、「浜田のまちの縁側」を立ち上げられ、代表として、浜田市で「みんなのいばしょ」「放課後あそび隊」などの活動をされています。
「みんなのいばしょ」というのは、じゆうにのんびり、ありのままの自分でいられる、こどもが居たい、行きたい、やってみたい「こどものいばしょ」で、こどもからおとなまで楽しめる場所のことだそうです。
また、「放課後遊び隊」は中学生や地域ボランティアがこどもとあそんだり、浜田市の中学2年生が、赤ちゃんやそのお母さん、お父さんとふれあう機会を作られています。
「こどもにやさしいまちからすべての人にやさしいまち」とは、こどもを守られる客体としてとらえるとともに、権利の主体として、こどもの意見を取り入れるという考え方です。なぜなら、こどもの人権を守ることはすべての人の人権を守ることにつながるからだそうです。
よく、おとながこどものために良かれと思ってやってしまう「こどものハンドルを奪う行為」は良くないことだと教えていただきました。
こどもの権利を守るためには、こどもをまんなかにすることから脱却し、社会のひずみをどうやって解決していくかをこども、おとな、社会でともに考えていくことが必要とのことです。
最後に「おとなが幸せでいてください。じゃないと虐待と体罰が起きてしまう。」という言葉が胸にしみ、普段から幸せを感じて生きているか自問してしまいました。
みんなが幸せと感じる社会をともに作っていく意識が大切だと教えていただきました。
受講者からは
「こどもの権利、大人として間違っていると思うところもあって、気づけて良かった!」
「日常の生活で、ついこどもが中心になってしまう事があります。今日はお話を聞いて、中心ではなく共に生活して行くという事を再認識しました。」
「大人の幸せ、こどもの幸せ、こどもだけでは幸せになれません。大人が幸せでないと。」
などの感想が寄せられました。