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いのちの輝きセミナー2025を開催しました。

ページID:0029988 更新日:2025年11月14日更新 印刷ページ表示

   いのちの輝きセミナー2025    いのちの輝きセミナー2025

 「いのちの輝きセミナー2025」を11月8日(土曜日)14時から瀬戸田市民会館ベル・カントホールで開催しました

 講師に、大阪市立大空小学校の初代校長である木村泰子さんをお招きし、「10年後の子どもに必要な『見えない学力』をみんなで育む」と題してお話しいただきました。

 木村泰子さんは、「すべての子の学習権を保障する」という理念のもと、学校は地域のものと考え、地域の方々の協力を得て、すべての子どもが同じ場で、共に学びあえる「教育環境」を築いてこられました。講演では、その教育理念と実践活動をユーモアを交えてお話しいただきました。

 当時、他校で不登校だった多くの児童が大空小学校に転校してきました。その大空小学校のたった一つの約束は、「自分がされて嫌なことは、人にしない、言わない。」こと。 

 この約束を守り、トラブルを乗り越えることで、児童は自分と他者は違うということを学び、自律する力を身につけていったそうです。

 自律する力とは、自分で考え、判断し、決定し、行動する力です。失敗したら、やり直し、それが成功体験に変わることにより、人のせいにしない責任が生まれるそうです。

1、人を大切にする力 2、自分の考えを持つ力 3、自分を表現する力 4、チャレンジする力  これら四つの力が、見えない学力であり、見えない学力を優先させれば、自ずと見える学力(偏差値等)も向上すると話されていました。

 来場者からは、「止まっている自分がまた歩き出した」や「教職員がひとりで抱え込まず、他の先生方、地域の方、そして子どもたちの力を借りて、みんなで支えていくことが大切だと思いました」、「これから先の教員生活の中でとても大切なことだと思いました」、「子どもへの対応の仕方、親として考えさせられました」など、多数感想が寄せられました。

 2024年の小中高生の自殺者は過去最大の529人、子どもたちが育つより良い学校や社会づくりについて、自分たちができること、地域でできることはたくさんあるのだと考えさせられた講演会となりました。