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第35回「いのち・愛・おのみち」人権講演会を開催しました。
国連で、世界人権宣言が採択された翌年の昭和24年から、毎年12月4日から10日までを「人権週間」と定め、全国的に人権意識の高揚を図るための啓発活動が展開されています。
尾道市においても、市民一人ひとりに人権尊重の理念を普及し、それに対する市民の理解を深めることを目的として、第35回「いのち・愛・おのみち」人権講演会を開催しました。
12月3日(土曜日)しまなみ交流館で、13時から尾道人権擁護委員協議会により、第41回全国中学生人権作文コンテスト入賞者表彰式を行い、作文の朗読をしていただきました。
13時30分からは人権講演会として、講師に、女優で心理カウンセラーの大場久美子さんをお迎えし、『パニック障害を乗り越えて』と題してご講演いただきました。これまでの様々な経験から人権について触れながら、その重要性を参加者へ伝えました。
講演に参加された方からは、「私もパニック症になり、引きこもってしまいました。大場さんが生き生きとして苦しい日々のお話をされている姿を見て、頑張っていきたいと思いました。」「終始笑顔で講演していただき、心地よい時間を過ごせました。自分の体験に基づく素晴らしい内容でした。最後の深呼吸は最高に気持ち良かったです。」等、多くの感想が寄せられました。
この講演会をきっかけとして、より多くの方にパニック症やうつ病等、心の病気について知っていただき、差別や偏見のない人権を尊重した社会づくりの大切さについて考えていただけたことと思います。
今年も新型コロナウイルス感染症防止のため、マスク着用、検温、手指消毒、室内換気など感染対策を徹底したうえで開催しました。皆さんのご協力ありがとうございました。