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第36回「いのち・愛・おのみち」人権講演会を開催しました。
国連で、世界人権宣言が採択された翌年の昭和24年から、毎年12月4日から10日までを「人権週間」と定め、全国的に人権意識の高揚を図るための啓発活動が展開されています。
尾道市においても、市民一人ひとりに人権尊重の理念を普及し、それに対する市民の理解を深めることを目的として、第36回「いのち・愛・おのみち」人権講演会を開催しました。
12月2日(土曜日)しまなみ交流館で、13時から尾道人権擁護委員協議会により、第42回全国中学生人権作文コンテスト入賞者表彰式を行い、作文の朗読をしていただきました。
13時30分からは人権講演会として、講師にタレントのセイン・カミュさんをお迎えし、『セイン・カミュが語るぼくらはみんな地球人』と題してご講演いただきました。
ニューヨークで生まれて子どものころから、エジプトやギリシャ、レバノン、シンガポールなど世界各国で生活してきたセインさん。様々な言語や文化に触れた経験から多様性やコミュニケーションについて、お話しいただきました。また、3人のお子さんの父親としてかかわってきた子育ての話まで、盛りだくさんの講演でした。
また、参加者から寄せられた質問に対して誠心誠意お答えくださったセインさんの熱いトークは終了予定時刻まで続きました。
講演に参加された方からは、「『みんな同じ地球人。お互いの違いを理解して上手く付き合っていけば戦争のない平和な世の中になる』という言葉が印象に残った」「最後の質問コーナーが良かったです。」など、多くの感想が寄せられました。
この講演会が、差別や偏見のない人権を尊重した社会づくりの大切さについて考え直す良いきっかけになったと思います。