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食品ロスの削減について~ゼロカーボンシティを目指して

ページID:0055585 更新日:2022年10月24日更新 印刷ページ表示

食品ロスの削減に取り組みましょう


 「食品ロス」とは、まだ食べられるのに捨てられている食品廃棄物のことです。
 尾道市はごみ処理に伴うCO2排出量削減のため、食品ロスの削減を推進しています。「もったいない」の文化を大切に、できることから食品ロスの問題に取り組みましょう。

食品ロス発生量の推計

 日本では約522万tの食べ物が、まだ食べられるにもかかわらず捨てられていると推計されていて、そのうちのおよそ半分に当たる約247万トンが家庭から発生する食品ロスです。
 家庭から廃棄される食品の量を平均すると、1年間に1人あたりお茶碗約133杯分の食品を捨てている計算になり、1世帯(4人家族)あたりでは、毎年約6万円相当の食品ロスが発生していると見積もられています。(R2年度農林水産省による調査)

家庭でできる食品ロス削減のための工夫

食品ロス削減の工夫
食品ロスの原因 工夫の一例
直接廃棄 買いすぎ

・買い物前に在庫、賞味期限等の確認

・適切な量の購入(特売などで買いすぎない)

誤った保存方法

・冷蔵庫にものを入れすぎない

 →過剰な電力を使用しないため、電気代の節約にもなります

・食品の適切な保存方法を調べる

苦手な食べ物の贈答品

・フードバンク、フードドライブなどへの寄付

・贈り物は相手方の好みを配慮する

食べ残し 作りすぎ

・適切な量の料理を作る

・料理を取り分けて冷凍保存する

賞味期限切れ ・冷蔵庫の手前に賞味期限が近いものを置く

 

◎その他にできる工夫

➀旬の食材、地元の食材を使用する。
>現在日本は約60%の食品を輸入食品で賄っており、その分フードマイレージ(食料の輸送距離)が大きくなっています。
 フードマイレージが大きくなると、移動時に排出されるCO2が増加し、移動期間があるため、賞味期限も短くなります。
 食品を選ぶ際は、トレーサビリティ表示(生産、加工や流通など食品の取り扱いの記録)、国産の物や旬の物を意識してみてください。

➁自宅でコンポストする。
>コンポストとは、家庭から出る生ごみなどを微生物の働きを活用して発酵・分解させることです。
 生ごみ処理が不要になり、たい肥を家庭菜園に使用することもできます。

尾道市の食品ロス削減に係る取組

環境講演会「もうムダにしない!食品ロスが減らせる冷蔵庫の使い方&食品保存」を開催しました。

 令和5年11月18日(土)に料理研究家・食品ロス削減アドバイザーの島本美由紀さんをお招きし、環境講演会「もうムダにしない!食品ロスが減らせる冷蔵庫の使い方&保存方法」を開催しました。
 また、同会場ではフードドライブの受付並びにCOOL CHOICEパネル展を行いました。

 食品を長持ちさせるための工夫や、冷蔵庫の賢い使い方などを教えていただき、受講した方からは、「今日から実践してみようと思った。」「自分ができるSDGsの取り組みを知ることができてよかった。」などの声をいただきました。食品ロス削減への関心を持ち、取り組みを知るきっかけとなる講演会でした。
講演会の概要
名称:環境講演会「もうムダにしない!食品ロスが減らせる冷蔵庫の使い方&保存方法」

日時:令和5年11月18日(土) 13:30~15:00

場所:尾道市役所2階 多目的スペース1・2

講師:島本 美由紀さん(料理研究家・食品ロス削減アドバイザー・防災士)

主催:尾道市

講演会の様子
会場受付で行われたフードドライブ
会場内のCOOL CHOICEパネル展

残さず食べよう!30・10(さんまる いちまる)運動

宴会の場において、乾杯後の30分は自席で食事を楽しみ、お開きの10分前には自席に戻って食事を食べきることを推奨する運動です。

フードドライブ・フードバンク(食品回収運動)

フードドライブ
ご家庭で保管されたままになっている余った食品や調味料等を集め、子ども食堂、子どもの居場所運営の活動に取り組む団体(子ども居場所ネットワーク協議会に所属している団体)、くらしサポートセンターが支援しているご家庭等に寄付する活動です。
フードバンク

市内のスーパーや企業からフードバンクに寄付を受けた食料等を集めて、子供食堂、くらしサポートセンターが支援しているご家庭等に無償提供する活動。