イノシシに注意！

　尾道市ではここ数年、イノシシの市街地等への出没が増加しています。
　尾道市猟友会有害鳥獣捕獲班の協力をいただき被害防止対策を実施しておりますが、市街地等に出没した場合は、民家周辺における猟具の使用は安全上の問題もあるため、山への追い払いを基本としています。

　本来イノシシは臆病で注意深いので、なかなか人間の前に姿を現しません。昼夜を問わず状況に応じて活動しますが、人間を警戒しているときは日没後から活動を始めます。
　学習能力が高く、人の動きを観察する賢さがあり、いったん慣れると大胆不敵になります。基本的にはおとなしい性格で、他の動物を襲うことはありませんが、危険を感じたりパニックになって逆上したときは「猪突猛進」となるため注意が必要です。

もしもイノシシに出会ったときは

◆何もしてこないようなら放っておいてください。大抵は何もせずに通りすぎます。

◆近づいてきた場合は慌てずにゆっくりと後ずさりしてください。急に動くとイノシシが驚いて思わぬ事故につながります。

◆大きな声を出したり、棒などで追いかけるのはやめてください。恐怖のあまり逃げ出したイノシシが周りの人を襲うなど危険です。​

　なお、市では、地元猟友会の協力を得て捕獲班を編成し、捕獲活動を実施しています。活動時にはオレンジ色のベストと帽子を着用し、事故防止に細心の注意を払っています。山中で出会った際は、円滑な実施と危険防止にご協力をお願いします。