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2024(令和6)年5月定例市長記者会見
2024(令和6)年5月定例市長記者会見
会見日:2024(令和6)年5月16日(木曜日)
会見内容
1. 尾道市こども誰でも通園制度試行的事業について
2. 第2期尾道市スポーツ推進計画について
会見録
【尾道市こども誰でも通園制度試行的事業について】
(市長)尾道市のこども誰でも通園制度の試行的取組みについて、概略を説明させていただきますが、今、国におかれましても、子育て支援ということに重点的に取り組むという取り組みの一つとして、今までは就労条件であるとかで通園に係る制限を超えていましたけど、その枠の拡大ということで2026年度には全国的に導入したいという方向だと。その中でまず事前に試行的にやるということで、今回、市内の9施設を対象に取組みを開始し、子育てをするのに優しいまちづくりということの中で、試行的な取り組みを進めていくということで、今回その概要について簡単に説明をさせていただきます。よろしくお願いします。
(子育て支援課)この度、尾道市が実施しますこども誰でも通園制度は、すべての子どもの育ちを応援し、すべての子育て家庭に対して多様な働き方やライフスタイルにかかわらない形での支援を強化することを目的としており、就労用件を問わず、月10時間まで保育の利用ができる通園制度です。国において月一定時間までの利用可能枠の中で、就労要件を問わず、時間単位で柔軟に利用できる新たな通園制度の令和8年度創設を目指しており、そのモデル事業として今年度全国で115自治体、県内では尾道市を含め4団体が実施をする予定です。それではお配りしております、資料2枚目のチラシをご覧ください。対象となる児童は利用日時点において尾道市に住所を有しており、0歳6ヶ月から2歳、そして保育所や幼稚園、認定こども園等に通っていない場合となります。利用料金は児童一人当たり1時間300円を利用する施設に支払っていただくことになりますが、世帯の状況に応じて減額がございます。利用条件、事業期間につきましては記載の通りとなっております。利用の流れと致しましては、まず尾道市へ認定申請を行ってもらい、住所や年齢等の要件を審査の上、申請者へ認定通知書を郵送します。その後、利用したい施設へ予約していただくことになります。小さなお子さんや保護者が安心して施設を利用し、また施設側も安全に預かるため、児童の健康状態、かかったことがある病気、児童の好きな遊びや苦手なこと、アレルギー症状等の有無などを面談で確認させていただきます。チラシの裏面をご覧ください。本市では他市と同様に3か所の保育園、認定こども園での実施に加え、地域の子育て支援拠点である市内6ヶ所の子育て支援センターで実施します。この子育て支援センターでは、保育士の配置だけでなく、保健師などを配置する子育て世代包括支援センターぽかぽかと連携し、母子保健、子育て支援の両面からワンストップの相談支援を実施していますので、市民の皆様のより身近な場所で安心して気軽に利用していただける試行環境を整えました。利用予約期間は利用月の前月20日までとしております。例えば6月利用分でありましたら、5月20日までに申し込んでいただきます。認定申請がまだの方は、まずは認定申請をしていただき、各月の利用予約期間内において予約をして頂くことになります。最後になりますが、本事業を通して子育て世代の更なるきめ細かな支援に繋げ、子ども自身や保護者のウェルビーイングが向上することを期待しておりますので、より多くの方に本事業を知っていただけるよう周知に努めてまいりたいと考えております。以上で説明を終わります。
(記者)保育園、認定こども園の他に子育て支援センターもということを強調されましたが、例えば県内他市では保育園、認定こども園だけという状況でしょうか。
(子育て支援課)子育て支援センターで実施する自治体は把握しておりません。
(記者)それは県内で把握してない、あるいは全国で把握してない、どちらでしょうか。
(子育て支援課)他市のホームページとかも見させていただくなかでいうと、全国的にもこちらの方では確認はできておりません。
(記者)子育て支援センターは全国では確認していないということですけど、それは保育園、認定こども園以外の施設について確認していないということでよかったですか。
(子育て支援課)はい。
(記者)ありがとうございました。
(市長)今回のこの尾道市の特徴は、子育て世代包括支援センターぽかぽかというのを市内で7カ所していますので、この利用者の方たちも含めて、相談体制が組めるというのが一番大きな尾道市の導入モデルの特徴だというふうに思っています。今のように0から3歳未満、1歳未満という話になると、おむつの宅急(配達)便がありますので、そちらの方でいわゆる課題等を整理するし、逆に言うと、この形で今のようにこども誰でも通園制度を利用していただいても、サポート体制ができるということを、それも併せて今回試行した取組みになっているということで理解いただければと思います。
(記者)市としては5月に入ってから発表されていたかと思うんですが、発表以降、反響の方とか問い合わせとか、そういったところはいかがでしょうか。
(子育て支援課長)5月1日にホームページで公表させていただきまして、それから認定申請を頂いております。今日の資料の方にも掲載しておりますけれども、5月15日現在で66人の方が認定申請をしておられまして、決定の通知を出しております。利用の予約につきましても、現在のところ10人の方が6月分の利用ということでご予約を頂いている状況でございます。
(記者)一方で、子ども家庭庁の施策ということですが、国会の方でも今全国的に保育士不足、現場の職員の不足ということの負担になりかねないというような議論もあったりしますが、そういった懸念についてはいかがでしょうか。
(子育て支援課長)確かにおっしゃるように保育現場というのは大変、今、人材難ということで、本市においても力を入れて保育士の確保に取り組んでいるところです。本事業につきましては、月に10時間という限られた時間でお受けするということもありまして、常勤で保育士を配置するというものではなく、必要に応じて配置をしてまいります。そういった保育士を今、募集をしておりまして、確保の目途はついている状況でございます。
【第2期尾道市スポーツ推進計画について】
(市長)尾道スポーツ推進計画の第2期ということでございまして、概要版を見ていただいたらと思いますが、この一番後ろの方、裏のページです。これはスポーツ庁が同じようにスポーツを通じてSDGsに貢献すると。私たちは尾道のまち作りの中でテーマとしてSDGsに貢献するという様々な分野があるんですけど、このスポーツ推進計画の中でスポーツを通じてSDGsに貢献するということの中で、スポーツタウン尾道ということで、一番表を見ていただいたらと思いますけど、これがSDGsのそれぞれ17項目のうちのいわゆるスポーツを通じて貢献するということで、スポーツ無限大おのみちということでシンボルマークを作りまして、これに基づいてこの第2期を含めてスポーツダウン尾道を目指そうとしています。テーマとしたら先ほど言いましたようにSDGsに貢献するということで、スポーツを通じて健康、あるいは生きがい、そして人の輪を広げていくということでございます。また、尾道は合併をしまして、御調町におけるソフトボールを中心としたスポーツ施設、それから尾道市は県立の都市公園のびんご運動公園、向島と因島にそれぞれ都市公園を持っていて、非常に充実したスポーツ環境施設を持っています。それを含めまして、それから島しょ部におきましたら、尾道市の財産である海ということで、マリンスポーツの聖地という事の取り組みをやっていますので、尾道全体を入れてスポーツをSDGsの実践の場として一緒に取り組みたいという思いで今回第2期スポーツ推進計画を作成したというところでございます。詳細につきましては担当が説明しますので、よろしくお願いします。
(生涯学習課長)お手元にお配りしている資料、計画の冊子、概要版それとパワーポイントの資料がございます。このパワーポイントの資料が、この冊子の要点をまとめたものでございますが、パワーポイントの資料に基づいてご説明をさせていただきます。時間も限られておりますので、かいつまんでご説明をさせて頂ければと思っております。
昨年一年間かけてこの計画を策定致しました。特に2つ目3つ目市民のアンケート調査であるとかパブリックコメントといったものを実施しながら、広く市民の方のご意見を頂戴しているところでございます。このアンケート調査、あるいは体力テスト、こういったところで見えてくる尾道市の現状ということでまとめております。最初に健康寿命の延伸ということで、ここに書いております男性79.2歳、女性83.93歳ということで前年に調査をしました。平成27年度と比べて、健康寿命は伸びているような状況が見られます。また、2つ目の体力テストでございますが、これは小・中学生の体力テストでございますが、この表にございます通り、矢印が下の方向にほとんど向いているような状況がございます。これは、以前と比べて子供たちの体力の低下がみられるというような状況もございます。続いて3つ目、スポーツ活動の状況でございます。一般と書いてありますが、16歳以上の成人の方でございます。こちらはスポーツをする人、しない人の二極化が見られるということで、スポーツをする人はするけれども、逆にしない人も増えているような状況がみられております。ここにありませんが、スポーツをしない理由として、時間がない、あるいはきっかけや機会がない。そういったアンケート結果が多くなっているところでございます。
続きまして指導者不足などということで、こちらのグラフはスポーツ少年団の団員数、指導者数、団数をそれぞれ表したものですが、特に指導者の高齢化であるとか、減少が顕著になっているところでございます。続きまして、これからのスポーツを盛んにするための施策でございますが、小さくて見えにくいですけれども、各年代や対象、性別とか、そういった対象に応じたスポーツの取り組みが求められているということで、生涯スポーツの環境整備こういったニーズが高くなっていることがみられております。
本計画のスポーツの捉え方ということで、図で表しておりますが、今までのイメージであれば、このスポーツというのが競技、そういったところが主だったものだと思いますが、そういったところから、本計画ではスポーツ観戦であるとかボランティア、こういった「みる」「ささえる」、あるいは日常生活の中で健康の保持増進、美容などを目的に意識的、継続的に行うさまざまな身体活動。例えば、エレベーターを使わずに階段を利用する、あるいは通勤通学で車でなく自転車、歩いて。そういったことで、健康増進のために活動している、そういったものもひっくるめて、このスポーツというふうに捉えていきたいと考えております。続きまして、スポーツの力と波及効果ということで、ここの図で表しているものが、スポーツといいましたら、個人への効果、例えば健康増進であるとかストレス解消、こういったものが効果があると思いますが、これ以外にも社会レベルでの広がりということで、健康長寿社会の実現であるとか、交流促進あるいは地域経済の活性化、まちの賑わい、こういったところにも広がっていきますということをこの図で表しているところでございます。そういったことを踏まえて、今回の第2期スポーツ推進計画では、こういった基本理念としまして、スポーツタウン尾道、スポーツ無限大おのみちということで、取り組みを進めてまいりたいと考えております。この取り組み、計画の中で5つの柱を設けておりますが、それぞれ詳しくご紹介を致します。
まず一つ目、基本方針1でございます。これはスポーツによる健康増進ということで、スポーツが生活の一部となることを目指すということで、特に生涯スポーツの推進、こういったものに力を入れていきたいと考えております。ここに基本的方針ということで(1)から(7)まであげておりますが、こういった取り組みを進めてまいりたいと思います。今年度、令和6年度の主な取り組みとしていくつか挙げておりますが、例えば3つ目のマル、スポーツの実施講習会こういったものがですね、先ほどスポーツをする機会がない、時間がないようなご紹介もしましたが、こういった気軽にできるスポーツ講習、きっかけ作り体験会、こういったものを開催する中で一人でも多くの方にスポーツを楽しんでいただくという取り組みをしてまいりたいと考えております。
続きまして、基本方針2、子供達のスポーツの充実でございます。こちらは、ここの本文に書いてございます遊びを通した体づくり、あるいはスポーツを好きになるこういったことでスポーツの習慣化を目指してまいりたいと考えております。特に子供たちが、この時期にスポーツに親しむということでスポーツの習慣化に向けた土壌づくり、こういったものが大事になってくるかなと考えています。今年度の主な取り組みとしましては、広島県と連携をした様々な子供たちの体験事業であるとか、あるいは3つ目のマルでございますが、中学校の部活動におけるあり方、こういったものも検討して参りたいと考えております。また、ここには書いてないですけれども、市内にはスポーツを頑張ってる子供たち、或いはアスリートそういった方がたくさんいらっしゃいます。こういった方を、ホームページであるとかSNSそういったところで紹介をしていきたいと考えております。ラグビーであるとか、ソフトボール、フリースケート、ソフトテニス、こういったたくさんの種目で活躍されている姿を広く発信することで、先ほど「みる」「ささえる」ということも申し上げましたが、こういったところで応援、支援をしていきたいと考えているところです。
続きまして、基本方針3スポーツを通じた共生社会の実現ということで、こちらは性別、年齢、障害の有無、国籍などを問わず、多様性が尊重される共生社会の実現、そういったものを目指してまいりたいと考えています。今年度の主な取り組みの一例でございますが、右の写真のところにございます瀬戸田サンセットビーチユニバーサルビーチプロジェクトというのを昨年度開催しております。これは水陸両用の車椅子で障害の方もマリンスポーツが楽しめるということで、体験会を開催いたしました。今年度も名称がインクルーシブビーチプロジェクトということで少し変わりますが、こういった取り組みも継続していきたいと考えております。
続きまして、基本方針4スポーツによるまちづくりでございます。こちらはスポーツによる交流促進、あるいはスポーツツーリズム、こういったことを通して、地域の活性化やにぎわいづくり、こういうものを取り組んでいきたいと考えています。そのなかで、今年度の主な取り組み、直近でいいましたら6月に西日本学生トライアスロン選手権大会を開催いたします。こちらは昨年度に引き続き2回目ということになりますが、昨年度も非常に多くの地域のボランティアの方にご協力をいただきました。今回も多くのボランティアの方にご協力をいただきながら、選手の皆さんをお迎えしたいと考えています。もう一つスポーツによるまちづくりとしまして、尾道海属、こちらは今年度で3年目となりますが、いろんな体験会、きっかけづくり、こういうものを通して、マリンスポーツの聖地化を目指して、様々な取り組みを進めてまいりたいと考えています。
続きまして、基本方針5スポーツ施設の充実ということで、こちらは誰もが安全安心、快適に利用できる環境の構築ということで、さまざまな取り組みを進めてまいります。その一例として、ここに挙げているような向島の運動公園の人工芝生化、あるいは施設整備ということで照明のLED、トイレの洋式化、こういったものを進めてまいります。また、インターネット予約システム、あるいはリモートロック、キャッシュレスを使いまして、利用者の利便性向上こういったところにも寄与していきたいと考えているところでございます。以上のような取り組みを進める中で、市長も申し上げた通り、SDGsへの貢献を意識しながら進めてまいりたいと考えています。瀬戸田レモンマラソンではマイボトルの持参であるとか、あるいはマリンスポーツであればゴミ拾い、こういったところにも努めてまいりたいと考えているところです。はい以上、すごく駆け足しになったんですけれども、今回第2期計画ということで、第1期の計画、これは10年の計画期間でさまざまな取り組みをしてまいりました。合併前のそれぞれの地域にですね、いろんなスポーツ施設がございます。そういった施設を充実させながら、これまでも取り組んでまいりました。これからも、そういったハード面であるとか、先ほどご紹介しましたソフト面、こういうものを充実展開する中で、市民の皆様の健康増進、あるいは生きがいや、元気づくり、そういったものに繋げてウェルビーイングなまちづくりというものを目指してまいりたいと考えているところでございます。説明は以上となります。
(記者)本年度、主な取り組みのなかで新規事業は何かあったりするんでしょうか。
(生涯学習課長)今回、アンケートをする中で、やはりあのスポーツをしない人というのがですね、特に時間がない、機会がない、そういったところのご意見が多くございました。そういうことで、そのきっかけ作りというものをすごく重要視して、いろんな取り組みをしてまいりたいと考えております。そのなかで、先ほど言いましたスポーツの実践講習会こういったものはこれまでも幾つかやっていましたが、ニーズを聴きながらスポーツの多様性、いろんなニーズが多様化しているところもありますので、そういったニーズを把握しながら、どういった取り組みができるかということを考えていきたいと思っております。
(記者)後は継続事業ですか。
(生涯学習課長)はい、一例で申し上げますと、資料14ページでございますが、広島県と連携した事業でございますが、幼児期から小学生の低学年を対象にした運動、遊びの指導者養成事業、小学校3年生で特にスポーツをしてない子に向けての指導者養成こういうものも県と連携をしていきます。次に小学生高学年、これ4年生ですけれども、こちらもスポーツをあまりしたことがない、そういった子供に向けてどういったスポーツの適正があるのか。こういったところも広島県と連携して今回初めてやっていきたいと考えています。
(記者)この県連携事業は各自治体で行われるものですか。尾道独自のものでしょうか。
(生涯学習課長)これは県の事業でございまして、市町が手を挙げるような仕組みになっています。今回、県の方が初めて行うということで、この2つについて尾道市が手を挙げて一緒にやっていきたいということでございます。
(記者)中学校における部活のあり方の検討、取り組みですけれども、これは何かの方向性みたいなのを簡単で結構なんで方向性と具体の取組、もし本年度行うような取り組みの方向性あれば教えていただけますか。
(生涯学習課長)中学校の部活動については、以前から庁内で検討をしてまいりましたし、また、外部の関係団体も含めて現在検討しているところでございます。なかなか具体的に、方向性が難しいところもあるんですが、そういった検討委員会で議論を重ねながら今後もすすめていくんですが、たちまち今年度の取り組みとしましては、昨年度も同じようにやっていたんですけれども、体験会、昨年度はバトミントン、ダンス、科学教室こういったものの体験をやっております。今年度も引き続きやっていて、生徒のニーズを把握していきたいと考えているところでございます。
(市長)新しい取り組みということで、これには書けてないですけど、御調町でトレイルランをこの8月に多分、プレの大会をさせていただいて、正式な大会は来年の3月、山を走る40キロコースを作ってとなると思いますけど、尾道市としたら新しいスポーツが御調町で発信できるというようなことだと思います。それから、一番新しいのでいえば、4月の終わりにびんご運動公園の人工芝がオープンしましたので、それを使った形で様々なスポーツの輪が広がっていくということが一番大きいと思います。それから合わさって県のびんご運動公園の電光掲示板がリニューアルをする。それから令和7年度にはアーバンスポーツという形になるので、県の施設環境と合わせて市の施設環境、それからさまざまな形を、スポーツのできる環境を整備していこうと思っていますので、知っておいてください。
(記者)スポーツの範囲の中で、囲碁をしている人が描かれているんですけど、私たちが通常イメージする体を動かすっていうだけじゃなくて、こういうボードゲームみたいなものもスポーツに繰入れる、取り入れるってことでしょうか。
(生涯学習課長)はい、計画の方にも書いてあるんですが、頭脳スポーツということで、第1期の計画でもですね、こういった囲碁、トランプとかですね、そういったものもスポーツということで捉えて進めてまいりました。スポーツは、もともと気晴らしや遊び、楽しみ、そういったところが語源になっているというころで、単に体を動かすだけではなくて、先ほども申し上げましたとおり、「みる」とか「ささえる」。こういったスポーツを「みる」ことで感動であるとか喜びというところにつながると思いますので、こういった頭脳スポーツについても同様の効果が得られると考えております。
(記者)中学校の部活動の在り方ですけど、これは指導者の地域移行ということを目指していらっしゃるということでしょうか。
(生涯学習課長)今検討しているのは土日のスポーツ、部活動の地域移行ということで、地域の今やってるクラブであるとか、そういうところに中学生の生徒さんが実際に体験、そこで活動していくというところを目指しているところです。
(その他)
(記者)広島県が宿泊税の導入を検討しています。県が宿泊税を検討していることについて、市長はどのように受け止めていますか。
(市長)宿泊税そのものの導入の背景とか、検討されている宿泊税の内容とかが、まだ正式に示されていないと思います。多分、今月中に県内の担当課の課長の方が把握、整理されるというふうに思っていますが、税をどのような形で取ろうとされているのかっていうのもはっきりしてないんです。ただ、財源として環境整備をするということになれば、県議会の方で議論いただく中で判断されるものと思っていますので、これから詳細については、制度設計されながら、内容把握されながらというふうに思っています。
(記者)この宿泊税について現時点で市長として賛成、反対、あるいは否定的、好意的そういったことは一切ないということですか。
(市長)そうですね。今は私どもの方では内容が分かりませんので、ただ、内容が把握される中で、最終的には県議会での判断になろうかと思います。県税ということで。その中で意見を求められることがあると思いますけど、注意深く見守りながら取り組みをしていければいいのではないかと思っています。
(記者)湯崎知事は一律聴取が現実的という発言をされていまして、あのビジネス目的などにも関わらず一律で徴収するのが現実的と考えておられるようですけど、そのことについての受け止め、あるいは税収をどのように活用して欲しいかといったことがあればお願いします。
(市長)たぶん、宿泊税という形になれば、宿泊した人を対象にということになるんだと思います。逆に今導入されている地域に応じても、宿泊税それぞれの地域の特色があるような話ですので、その内容はちょっとわかりませんけど、税そのものをどのような形で活かすのかという話は、例えば配分があって、市とかにその宿泊税の話、配分されるのはどのような形でできるのかというそれらが全くわかってないので、コメントしようがないというふうに思っています。
(記者)一部報道では200円というふうなこともありますが、今回のその知事のこの宿泊税の導入表明以降、県内のほかの首長さんたちいろんなご意見、賛成っていうご意見もあれば、滞在型というところの観点から言えば、慎重に進めるべきではないかという意見もあるんですが、強いて言うならば、尾道市として非常に県内でも観光の名所でございますので、これが具体的に妨げになるのか、それともこう県内の産業振興に繋がるのかという意味合いも含めてですけども、逆にどういうことになれば尾道市として宿泊税を好意的に受け止められるか。こういう宿泊税だったらなかなか難しいのではないかというところはいかがですか。
(市長)税の集め方そのものがまだはっきりしているわけじゃないんで、コメントがしづらい。宿泊でも、例えば民泊をやられているところもあれば、ホテルのような形でやられているものもあり、どの辺りのものを対象とされるかってのもわかってない。ただ、税として集められたお金を、市町にそれぞれ分担しますという話になると、宿泊税ですから、観光振興目的、あるいは地域の活性化、そういう制限があった時に、例えば尾道的にはいわゆるその市民の皆様にとって、トイレを作ってほしいという要望があるとすると、それは当然、市民の皆さんの利便性が良いのと合わせて観光にこられる人にもプラスになる。税の使いかたについては工夫できれば住民の皆様にも喜んでいただけるというようなことを考えて対応したいなと思っています。今、インバウンドで非常に多くの方に来ていただいているとき、言語ですよね。この間、オーストラリアの方が来られて話をする中で、なまっていて通じないんです。英語の堪能なものが話をしていると、ある市の元市長さんですけど、その市長さんが英語で話されているんですけど、うちの職員は英語が堪能なんだけど、意味がとれない。それが多分観光で来られて不便を感じられるというのがあって、例えば言語でいうと今よく使われるのはポケトークとか、アプリに入ってるGoogle翻訳だったり、そういったものがあるんですけど、今のように税という形で使いかたがあれば観光施設でということになると、そういう方に翻訳機とか、そういったようなものが提供できるなという思いがあります。だから、どのような形でまだこれから議論をされると思うんですけど、徴収が決まったということになれば、有効に活用したいとは思っています。賛成反対とかいうのは、その私が言う話じゃないので、逆にその税が県税として集められるということで、できれば有効に活用して、市民に、税を払われた人に対して納得できる使いかたをしていければというふうに思っています。
以上