ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

尾道市の郷土料理レシピ

ページID:0070796 更新日:2024年2月20日更新 印刷ページ表示

 郷土料理とは、その地域に根付いた産物を使い、その地域独自の調理方法で作られ、伝承されている地域固有の料理です。
 尾道市にも、多くの郷土料理があります。このページでは、尾道の郷土料理のレシピを発信します。
 ご家庭での調理などに是非、ご活用ください。

 ▼ぬた  ▼がせつ  ▼いぎす豆腐

ぬた

 ぬたは、膾(なます)の一種で、一般的に酢と味噌の合わせ調味料で和えた料理です。尾道市では、生産量が日本一のわけぎを使用しています。わけぎは、球根が分かれて増えることから「子孫繁栄」の縁起物と言われています。

 ぬた

材料(2~3人分)

  ● わけぎ 1束       A 砂糖 大さじ1
  ● ゆでたこ 50g      A 白みそ 大さじ2
  ● 酢 大さじ3       A 白いりごま 大さじ2

作り方 

 (1) わけぎをは3cm位に切り、白い部分から順に茹でて冷ます。(茹ですぎに注意)
 (2) ゆでたこを食べやすい大きさに切る。
 (3) すり鉢でAをすり混ぜ、酢を少しずつ加える。
 (4) (3)に水気をしぼったわけぎとたこを入れてあえる。
 (5) お好みでからしを混ぜる。

 

がせつ(がじつあえ)

 がせつは漢字で「賀節」と書き、もともとお正月などのお祝いの日に、お客様のおもてなし料理の一品として作られていました。海が近く、新鮮なあなごが手に入りやすい地方ならではの郷土料理です。

  がせつ

材料(4人分)

  ● ほうれん草 1束
  ● あなご 120g
  ● 白いりごま 小さじ1

  A 濃口しょうゆ 小さじ1    B 砂糖 大さじ2分の1
  A 酒 小さじ1         B 酢 大さじ2分の1
                  B 濃口しょうゆ 大さじ1

作り方

 (1) あなごは皮のぬめりを取り、Aで下味をつけて焼き、1cm位に切る。
 (2) ほうれん草はゆでて水をしぼり、2cm位に切る。
 (3) Bを合わせて、あなご・ほうれん草・白ごまを和える。

 

いぎす豆腐

 いぎすは、海岸の入江の岩や小石についている暗紫色をした海藻の一種です。いぎす豆腐は、瀬戸内海の島々や海辺に住む人々の郷土食として知られ、長寿の食品とも言われています。

いぎす豆腐

材料(10人分)

  ● いぎす 50g
  ● 水 5カップ
  ● 生大豆粉 30g
  ● 酢 少々
  ● 濃口しょうゆ 大さじ2弱
  ● (だしの素)(適量)

作り方

 (1) いぎすはゴミ・砂等をきれいに洗い、水気をしぼっておく。
 (2) 水で生大豆粉を金網ザル等でよく溶かす。
 (3) 鍋にいぎす、大豆粉を溶かした水、酢を少々入れて、いぎすが溶けるまでよく煮る。
   はしでかき混ぜながら、溶けない海藻は取る。
 (4) 濃口しょうゆ(だしの素)で味付けをする。
 (5) 型(タッパー等)に流し入れ、冷やし固める。
 ※ からし酢味噌をかけたり、白和え等にして食べる。