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尾道市の郷土料理レシピ
郷土料理とは、その地域に根付いた産物を使い、その地域独自の調理方法で作られ、伝承されている地域固有の料理です。
尾道市にも、多くの郷土料理があります。このページでは、尾道の郷土料理のレシピを発信します。
ご家庭での調理などに是非、ご活用ください。
ぬた
ぬたは、膾(なます)の一種で、一般的に酢と味噌の合わせ調味料で和えた料理です。尾道市では、生産量が日本一のわけぎを使用しています。わけぎは、球根が分かれて増えることから「子孫繁栄」の縁起物と言われています。
材料(2~3人分)
● わけぎ 1束 A 砂糖 大さじ1
● ゆでたこ 50g A 白みそ 大さじ2
● 酢 大さじ3 A 白いりごま 大さじ2
作り方
(1) わけぎをは3cm位に切り、白い部分から順に茹でて冷ます。(茹ですぎに注意)
(2) ゆでたこを食べやすい大きさに切る。
(3) すり鉢でAをすり混ぜ、酢を少しずつ加える。
(4) (3)に水気をしぼったわけぎとたこを入れてあえる。
(5) お好みでからしを混ぜる。
がせつ(がじつあえ)
がせつは漢字で「賀節」と書き、もともとお正月などのお祝いの日に、お客様のおもてなし料理の一品として作られていました。海が近く、新鮮なあなごが手に入りやすい地方ならではの郷土料理です。
材料(4人分)
● ほうれん草 1束
● あなご 120g
● 白いりごま 小さじ1
A 濃口しょうゆ 小さじ1 B 砂糖 大さじ2分の1
A 酒 小さじ1 B 酢 大さじ2分の1
B 濃口しょうゆ 大さじ1
作り方
(1) あなごは皮のぬめりを取り、Aで下味をつけて焼き、1cm位に切る。
(2) ほうれん草はゆでて水をしぼり、2cm位に切る。
(3) Bを合わせて、あなご・ほうれん草・白ごまを和える。
いぎす豆腐
いぎすは、海岸の入江の岩や小石についている暗紫色をした海藻の一種です。いぎす豆腐は、瀬戸内海の島々や海辺に住む人々の郷土食として知られ、長寿の食品とも言われています。
材料(10人分)
● いぎす 50g
● 水 5カップ
● 生大豆粉 30g
● 酢 少々
● 濃口しょうゆ 大さじ2弱
● (だしの素)(適量)
作り方
(1) いぎすはゴミ・砂等をきれいに洗い、水気をしぼっておく。
(2) 水で生大豆粉を金網ザル等でよく溶かす。
(3) 鍋にいぎす、大豆粉を溶かした水、酢を少々入れて、いぎすが溶けるまでよく煮る。
はしでかき混ぜながら、溶けない海藻は取る。
(4) 濃口しょうゆ(だしの素)で味付けをする。
(5) 型(タッパー等)に流し入れ、冷やし固める。
※ からし酢味噌をかけたり、白和え等にして食べる。