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熱中症にご注意ください!
熱中症とは?
熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態のことです。
屋外だけでなく室内でも発症し、 救急搬送されたり、重症化すると死亡することもあります。
高齢者や子ども、体調不良の方、持病のある方は、特に注意が必要!
熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。高齢者は暑さや水分不足に対する感覚機能が低下しており、 暑さに対するからだの調整機能も低下しているので、注意が必要です。
また、子どもは体温の調節能力がまだ十分に発達しておらず、体に熱がこもりやすく体温が上昇しやすいと言われています。さらに、地面との距離が大人よりも近く、照り返す熱の影響を受けやすいため、周囲の人が気を配る必要があります。
熱中症の症状
軽症:めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、筋肉のこむら返り、気分が悪い
中等症:頭痛、吐き気、嘔吐、からだがだるい・力が入らない等
重症:返事がおかしい、意識がない、けいれん
政府は、毎年4月から9月の間を「熱中症予防強化キャンペーン」とする取り組みを、令和3年度より実施しています。今年も例年より早い時期から夏日が観測されているため、熱中症への注意が必要です。
一人ひとりが正しい知識を持ち、体調の変化に気をつけるとともに、 周囲にも気を配り、声を掛け合って熱中症を予防しましょう。
熱中症予防
○暑さに徐々に身体を慣らす(軽い運動で筋肉をつける)
・気温の低い早朝や夕方などに運動を行う
・自宅で出来る運動(体操など)や軽い運動で身体の準備を
(市では、シルバーリハビリ体操やおのみち健幸チャレンジ+10を紹介しています。)
・マスク着用の場合は、強い負荷の作業や運動は避ける
○暑さを避ける
・扇風機やエアコンで室温調節
・外出時には、日傘や帽子を着用(男性も日傘を)
・日陰でこまめな休息
○こまめな水分補給をする
・室内でも、外出時でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分補給
・多量に汗をかいたときは、経口補水液(水に食塩とブドウ糖を溶かしたもの)などを
上手に利用
熱中症警戒アラート、特別警戒アラートについて
熱中症警戒アラートとは、熱中症の危険性が極めて高い日が予測される場合に発表され、暑さへの「気づき」を呼びかけ、熱中症予防行動を促すものです。暑さ指数が県内の観測点のいずれかで33以上と予測された場合に発表されます。
さらに、令和6年度からその一段階上の「熱中症特別警戒アラート」の運用が開始されています。気温が特に著しく高くなることにより熱中症による重大な健康被害が生ずるおそれのある場合に発表されます。暑さ指数が県内の観測点のすべてで35以上と予測された場合に発表されます。
これらのアラート発表時には、これまで以上に熱中症に留意し、予防行動を取り、自分と自分の周りの人の命と健康を守ってください。
〇熱中症警戒アラートの発表状況等については、下記リンクから確認してください。
尾道市の詳しい熱中症情報について<外部リンク><外部リンク>(日本気象協会ホームページ)
熱中症警戒アラート<外部リンク><外部リンク>(環境省ホームページ)
熱中症警戒情報とは<外部リンク>(環境省ホームページ)
熱中症特別警戒情報とは<外部リンク>(環境省ホームページ)
〇熱中症特別警戒アラート発表時には、危険な暑さからの避難場所として市内の「クーリングシェルター」をご活用ください。
熱中症が疑われたら
○涼しい場所へ避難
○からだを冷やす(首の回り、わきの下、足の付け根)
○水分補給(水分・塩分、経口補水液)
自分で水が飲めない、意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう!
尾道市と大塚製薬株式会社は2021年(令和3年)12月23日に「包括連携に関する協定」を締結しています。今後、連携のうえ、さらなる熱中症対策を推進していきます。
添付資料
熱中症警戒アラート発表時の予防行動 [PDFファイル/1.5MB]
関連リンク
熱中症予防のための情報・資料サイト<外部リンク>
環境省熱中症予防情報サイト<外部リンク>
日本気象協会熱中症情報<外部リンク>